ちわみブログ

仕事と家の往復に退屈しきったぼっち民。漫画とアニメがお友達

コロナの春

今年の春を私はコロナの春だと思い出したくない。

コロナウイルスが世界に蔓延して自粛、自粛、自粛の嵐。

頭を何かに上から押さえつけられるような圧迫感と息苦しさ。そして普段は満開の桜と新生活に華やぐ季節のはずが、楽しむことも許されない雰囲気。人と何かを共有することで溜まったフラストレーションを吐き出したくてこのブログをはじめました。

コロナウイルスによる社会への影響が強まり、マスク不足・トイレットペーパーの買い占め、加工・冷凍食料品の買いだめ様々な影響が社会に出始め、都市封鎖といった物騒な言葉も飛び交っています。コロナ感染者への差別が広がる中、人とのつながりの中で社会に中で生きていく上でコロナの影響を受けていない人はいないのはないかと思います。私がコロナウイルスによるパンデミック状態の中思い出したのはレーチェル・カーソンの沈黙の春

今更環境汚染や生物濃縮について広く知られた現代では、まるでおとぎ話のようなこの本は科学的な裏付けにかけると言われることもありますが、社会風刺としては今だにはっとすることがある。

中国の奥深く分け入ったところにその町はあった。

食品市場には野生・養殖の区別なく様々な動物が並ぶ

ある日市場で働く人々が奇妙な咳をするようになった

味や匂いも感じなくなり、人々にさざ波のように病が広がる

政府が市場を封鎖するときには、すでにその町の病院は奇妙な咳の患者で溢れていた

奇妙な咳は中国から春節の人の流れに乗って韓国・台湾・日本・米国へ

人々は不安に狂いマスクはなくなり、株式は乱高下

ネット上には嘘・嘘・嘘・虚構の不安で溢れ

店頭からは紙が消えた

トイレットペーパー・生理用品・果てはティッシュまで

外出自粛に町からは人が消えた

スーパーや薬局の前にはマスゲームにように人々は距離をあけ並ぶ

空いている酒場ではまるで密造酒を楽しむ犯罪者のように人々が暗い笑顔で笑う

子供たちは学校に行けなくなり、桜の花の宴も今年は寂しい